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葉タバコ→シイタケ

栽培養棟4棟と発生舎2棟の規模で生産量は21トン、約2600万円を売り上げる。建物内は24時間全自動で温度と湿度が一定に保たれる。

減り続ける葉タバコ農家の経営転換モデルとして視察が相次ぎ、杉沢さん自身もシイタケの新たな産地形成を目指す。

盛岡農業高校を卒業後、家業の葉タバコ栽培で就農した杉沢さんは、2005年頃には葉タバコ栽培をやめ農業資材を扱う事業を行っていた。

13年には矢巾町のアグリプランで研修し、棒に菌床玉をつるす「つり棒栽培(シイタケの特許製法)」を学び、19年に「地域農業の先頭に立ちたい」と社名に思いを込めて「アグリードいわて」を設立した。

杉沢さんは「禁煙ブームや生産者の高齢化などで葉タバコ農家は30年で半減。子どものころと農村の風景は変わってしまった」と地元を取り巻く厳しい状況を指摘し、「雇用を確保して若者の流出を防ぐためシイタケの経営拡大に取り組む。コロナ禍で離職した人にも雇用の場を提供していきたい」と意気込みを語る。

引用:全国農業新聞 2021年5月21日掲載 葉タバコ→シイタケより